思いのまま、経営するために

 経営をよくしようとすると、経営についての社長の思いを明確にする必要がある。
 社長の思いは、経営理念として表されなければいけない。
 適当につくっただけの経営理念では、思いは実現しない。
 経営計画も経営理念から導き出されたものでなければいけない。
 今年の何%増しという計画を立てていては、経営理念なんか関係ないということになり、実現は難しくなる。
 経営計画は、経営理念から逆算で導き出されたものでなければいけない。
 しかも、それを社長がつくることに大きな意味があるのだ。





山下会計事務所所長

山下 勝弘




中小企業経営者、必読の書

思いのままの経営

いろいろあるノウハウ本では、経営理念を社長の今の思いだけで簡単につくればいいというものもある。
また、計画についても、今年の何%増しの売上の数字で、とりあえずつくればいいように書かれているものがある。
このような経営理念や経営計画では、社長の思いが実現することはない。
特に二代目以降の社長であれば、創業者への感謝の心を込めて、経営理念を構築することが大切なのだ。
そして、計画をつくり、弛まず思い続けることで、その思いは必ず実現する。
何事も思えばすぐに実現するとは限らないが、今、実現できないとしても、思い続けることが大切なのだ。