50代は知性・自由・未来が3拍子揃った最高の年代
本書はキャリアコンサルタントとして多くの女性たちからキャリアの相談を受けている経験を踏まえた文章に、50代の著者自身のエピソードを加えて、わかりやすく書かれている。
人生前半に、娘、妻、母、働く人など多くの役割をこなしてきた女性たち。人生の後半戦は、あらためて自分らしい時間を過ごしたり、自分にとって心地よい人間関係をつくったりすることができるときである。50代からの時間が人生の中で輝く時代であることに気づき、知性と自由を持って、未来を考えていける。
50代からのキャリアに迷っている人は、ぜひ読んでほしい本。自分らしい人生後半の過ごし方を見つけよう!
キャリアコンサルタント
森 ゆき
50代からのキャリアは誰も運んできてくれない、だから自分でつくる
日本の女性の平均寿命は87.45歳。2人に1人は90歳まで、12人に1人は100歳まで生きる。今後、健康意識や医学が進歩することで、命の長さはさらに伸びるでだろう。
50代になって、仕事や子育てがひと段落して、ここからは何をして過ごしていくか?
長い人生の後半を、幸せで納得感のある時間にすることが大切だ。そのための心構えのほか、50代からの女性にとって重要な「身体と心の健康」「人間関係(夫との関係性含む)」「時間の使い方」「介護とお金」について、順番にわかりやすく説明している。
最後の章では、未来のキャリア設計の考え方を、複数のポイントから紹介。自分らしいキャリアの方向が、きっと見つかる。