政府・役所の「働き方改革」では
救われない日本の企業と社員


本年6月、政府肝入りの働き方改革関連法案が国会で可決され、「働き方改革」の3本柱(①残業時間の上限規制、②同一労働同一賃金、③高度プロフェッショナル制度の創設)が法令化された。
この「働き方改革」がもたらす最大の問題は、いま日本中の多くの企業が直面している「解決できない問題」(「社員のやる気を引き出せない」「生産性や競争力が上向かない」)を単なる「労働条件の一部見直し」で解決できるかのような幻想を国民に与えていること。
いまやるべきことは、政府や役所からの指示による「労働条件の一部見直し」ではなく、各企業が社員のエンゲージメント(やる気、熱意)を引き出して、組織と人の持てる力(真価)をフルに発揮させて直面する課題を解決することだ。 




LCEキャリア開発アカデミー代表

片木慎一

NPO法人ライフ・キャリア・サポート協会副理事長。アサヒサンクリーン株式会社監査役。 活動領域は、組織・人材開発コンサルタント、キャリアコンサルタント育成。




「組織の真価」と「人の真価」をフルに発揮させるオペレーション・システムを コンセプトに、「新・働き方改革」を提案

新・働き方表紙

「新・働き方改革」は、単なる制度や条件の見直しではなく、「人の働き方の問題」を「人の心に関わる問題」として扱うことで人の行動変容を促し、「解決できない問題」を解決に導く。また経験の浅いビジネスマンでも使いこなせるようその概念説明から実践方法までを順序立ててわかりやすく解説。【手法】は、「新・働き方」を「4つのプロセス」とそのプロセスを支える「7つの絶対ルール」としてシンプルに整理。【手順】は、【手法】を「A→PDCAのサイクル」に沿ってわかりやすく解説。【狙いは】(組織人として)経営者やマネージャーやリーダーはもちろんのこと、すべてのビジネスマンに対して最強の企業をつくるための「4つのプロセス」と「7つの絶対ルールを身に付けていただくことだ。(一個人として)「人生100年時代」の長い人生が「豊かでイキイキとした人生なる」ために必須の「社会とつながる力」を強化していただく。

21世紀の企業と人の「勝利の方程式」は次の3つ

❶定型(生産)業務の仕事は、「AI・ロボティクス」で代替する
❷定型(事務・対人)業務は、「AI・ロボティクス」で分担する
❸非定型業務は、「新・働き方改革」で強化する