女性がイキイキと働くために必要な「自分力」とは

 健康になるための力であるヘルスリテラシーの研究をしてきた著者がたどり着いたのは、自分を大切にする「自分力」の大切さだった。
 女性は仕事だけでなく、家庭、育児、介護などマルチタスクになることが多く、どうしても自分のことを後回しにしがちだ。
 本書では、社会からの要求に縛られている女性たちに「完璧を求めなくていい。もっと手をぬいていい。周りに頼っていい。いい女性、妻、母じゃなくていい。自分を大事にしていい」というメッセージを届けている。
 また、女性の健康に関わる課題を包括的に紹介しており、女性だけではなく、女性を支える男性にも読んでほしい1冊である。





株式会社ジョコネ。 代表取締役

北 奈央子




日本社会での女性の健康課題について書かれた女性活躍時代の必読書

女性がイキイキと働き続けるためのヘルスリテラシー

女性は男性とは違う健康特性を持っており、働いている間に月経、妊娠・出産、子宮頸がん・乳がん、更年期といった女性ならではの健康課題を抱えながら働いていることが多い。
そして多くの女性は自分自身の身体に関する適切な知識がなく不調をがまんをしながら、家事や育児、さらに仕事のマルチタスクをこなしている。
そんな女性が自分の状況を客観的に把握し、健康に向き合い、そしてより自分らしく生きていくためのヒントがつまた本である。
また、日本社会での女性の健康に関する課題に関して全体像が書かれており、男性管理職が多い日本における企業内での課題についても言及されているため、女性だけでなく男性にも読んでほしい。