『大学』から経営の根本を学ぶ

『大学』は経営の根本、経営者の根本を問う書。
己の身をまず正すことが人の上に立つ人の必須の経営姿勢だ! 
経営法則:人の上に立つ人は人を思いやる心がなければ、下の者を指導しょうとしても
上手くいくことはない。経営者が率先して事に当たらねば下の者は従えない。 
経営法則:人の上に立つ人は、その発言を慎重にしなければならない。経営者の 
不用意なたった一言が会社を危機に陥れることがある。逆に、経営者1人が
その身を正すことで会社が大きく変わり成長発展させることができる。




ビジネス・イノベーション・サービス株式会社 取締役社長

大石 吉成

親子経営コンサルタントとして活躍中。親子経営企業ならではの課題、親から子への経営交代、親子の関係性改善、兄弟親族の関係性改善、経年劣化による事業モデルの見直しなどを解決するアドバイスを行っている。




人の上に立つ者が
迷ったときの手助けをしてくれる

人の上に立つ者が迷ったときの手助けをしてくれる

経営者は日々多くの判断を迫られる。その判断が企業の興廃を左右する。そのとき、経営者に確固たる信念に基づく判断基準が必要。
その信念を形成する手助けをしてくれるのが中国古典四書『大学』。

親子会社で人の上に立つ親子は
自ら身を正すことからすべてが始まる

『大学』では人の上に立つ人のあり方を一貫して述べているが、一言で言えば、人の上に立つ人はすべからく己の身を正せということだ。親子経営についても然りである。
経営法則:立派な経営者は独りのときを大切にする。でたらめな経営者は他人の目がないと思い箍を外す。誰の目がなくても経営者は独りを慎むことが望まれる。
経営法則:経営者が徳を積み己の修養に努めるなら会社は社会の公器としてその使命を果たすことができる。反して経営者が不徳ならば、会社は使命を果たすことなく瓦解する。